ミスティ「おはよう。城之内くん。突然だけど、海馬社長が体調不良で昨日から仕事がないの。帰って貰うか、給料には入らないけども自由に社内を歩くことはできるわ。」

城之内「か…海馬が具合悪いのか？
そ…そうか。そいや、昨日オレ休む連絡すんの忘れたがなんもかかってこなかったな…」

ミスティ「どうしようかしら…仕事無いと困るわよね？」

城之内「え？オレですかオレは…えと仕事は無くても…いいです…」

ミスティ「あらそうなの。よかった。じゃあまたね。何か要望があったらいつでも社内にはいるわ。今日だと5時くらいまでは。トオル君も今日は仕事なので、暇なら声をかけてあげたらどうかしら？」

城之内「どうしようか…最近決闘さえ出来ねえ…」

ミスティ「無理に記事を載せなくても良くてよ。それとも掲載希望かしら？それだと、トオル君とドルべちゃんの試作品があるわ。どうする？」

城之内「掲載されねえと見れねえのか？」

ミスティ「見れるわけないでしょう。社内事情で見せることは不可能だわ。でもあなた次第で見れるようになるかもね。見たいのかしら？」

城之内「また海馬の野郎で合否が決まんのか？」

ミスティ「今の会社の事情で、あなただけに見せることはまだ不可能なの。協力というものがこの社内では前提。だからチームを組むのよ。今日の夜にするべきだった訓練は、個人の特徴を尊重するためのもので取り組む予定だったの。デッキは同じでしょう？でも動かし方が違うのが普通なのよ。同じ動きだと機械だと間違われてしまうわ。問題のあるところを皆で考えて最善の答えを見つけていく…それがデュエルと、仕事にも関わってくるの」

城之内「よくわからねえが、悪い意味で特定してえのか良い意味で特定してえのかわかんねえよ。」

ミスティ「あなたひとりの意見で全ては決まらないけども私たち全員の意見でも決まらないの。」

城之内「更に意味が解らねえよ…」

ミスティ「海馬社長があなたと一緒に体調不良で倒れて良かったわね。海馬社長がもし元気だったら今日絶対怒られてるわよ。」

城之内「そうなのか…正直オレがこの会社で働くなんて夢にも思わなかったぜ。今日はそれなら帰ろっかな…」

ミスティ「ふふ、ドルべちゃんと一緒にいてあげなさい。彼もあなたのせいで、たまに淋しくなってしまってるんじゃないかしら？」

城之内「あのさ…給料が何円出るかわからねえんだけど…」

ミスティ「高いほうがいい？」

城之内「そりゃ高いほうがいいです」

ミスティ「そう。それなら社長に相談しておくわ。まだ決まってないらしいの。ごめんなさいね不安にさせてしまって。」

城之内「あ…それと…！海馬のことだけど会社潰れるとかは…ねえよな…誰かが原因で潰れることとかは…」

ミスティ「何言ってるの潰れるんだったら、海馬はしんでも来るわ。この会社は命と同じくらい大切なの。彼のこと全然わかってないのね。あの人は自分の願いをかなえる為ならロケットでもタイムマシンでも作る人なのよ。バカにされては困るわ。あなたも気を付けなさい。ぼーっとしてる時に、あなたの大切な人、盗まれるわよ。」

城之内「そ…そうか。だから100万…」

ミスティ「最近眠れないのかしら？それならもう盗まれてるのかもねふふっ…それでもいいなら寝れてるんじゃないのかしら？余計なことはもう言わないわ。お大事に。またね？私ともちょっとは絡んでね？先に帰るとみんな心配よ。」

城之内「は…はい。それじゃ」

ミスティ「決闘は載せておくわ。いつでも見に来てね。会社から貰えたパソコンで見たほうが早いわね。あなたは見れたほうが幸せでしょう？後で貼っておくから。すぐにはではないけどね。あなたがそうね元気に仕事が出来るようになってきてくれたらはり出されるかもしれないわ。」

城之内「…伝えといてくださいかい…いや、社長に。」

ミスティ「………ふふっ。わかったわ。社長も喜ぶでしょうね。彼も悪気があってやってることではないのよ。誤解されやすい性格だから。じゃあまたね。」

ミスティ「…急にこんな動画が撮れるなんて…お風呂のエフェクトなのかしら…怖いわ…」

ダンディ「おいおいマジかよ…原音はその音源ではねえぜ。どっから変えたのか知らねえがミスティみてえな声が聞こえてねえじゃねえか」

ミスティ「城之内くんの噂聞いた？デュエルのテーマ曲が温泉の音源になるっていうホラー現象。あの子は喜んでたみたいだけどもこれだとダンディくんとドルべちゃんの温泉旅行になってしまうわね。ちなみに城之内君の動画は聴くたびに戻ってしまって今聴けなくなってるみたいね。スパイ活動に使う代物がまたレアものじゃない」

ミスティ「こちらが何も問題のないものよ。今、右と左で少し揉めているのと何か関係があるかもしれないわ。むしろ上の動画のほうが攻撃を遠隔でする奇術師のようなものになっている、勝手に替え歌をして攻撃しているなどという報告書があがっているわ。とても重要なものよ。何回も聴いてみると奇怪な声とシンクロをして、ちょっとずつ歌が変わってくるホラーな点は同じよ。心の模様によっては不快な悪口を発するものは、城之内くんVS海馬くんのデュエルで発見され報告書が届いているわ。不穏な空気を感じるの。海馬社長がその後倒れたのもその数日後…」

ダンディ「こりゃマジで危険なスパイ活動になりそうだぜ…オレとドルべが温泉ってのは強制的ホモにでもさせたいってのかね？意味わからねえことになっちまったが、昨日のミッションから問題続きで、タッグデュエルでの訓練でもホラー替え歌出てくるかちゃんと調査してかねえとな。なんせ城之内とドルべがタッグ組むもんだから…
にしてもなんでミスティみてえな声抜かれてんだ女の声人気なのによ」